黙ってオレのモノになってね。
「で...来栖と何話してたのってか...ま、そんな事どうでもいいか。それより、この間、可愛いって言ったキーホルダー取りに行こうか」
美神君が、そう言って歩いてる足を止め繋いでいた手をギュッと掴んだ。
「本屋はいいの?」
「本屋はまた今度」
美神君の事キライじゃないよ。
でも...そんな好きになれって言われても整理ができないの。
だけど自分の中で美神君の存在は大きいの。
それだけじゃダメなのかな...。