黙ってオレのモノになってね。
来栖君のせいって訳じゃないけど昨日、美神君の事ばかり気になって寝れなくて目が赤くなったんだから。
「別に...」
「そっか」
頬を膨らませ来栖君を軽く睨むと向きを変え4限目の教科書を机の上に出すとため息を吐いた。
頭が朝より痛くなってきた。
3限目が始まり黒板を見ていたら頭がズキズキする。
目を擦り首の後ろ辺りを揉んだけど頭痛は治らない。
風邪引いたのかも?
「香月、どうしたんだ?」
後ろから声が聞こえてきてノートの端に『風邪引いたみたいなの』そう書き来栖君にノートを渡すと
「先生!香月が熱だして気分が悪いらしんで保健室まで一緒に行ってきます」