黙ってオレのモノになってね。



・・・え?


「香月、熱あるのか~それなら来栖頼んだぞ~」


・・・イヤそんな保健室に行くほどじゃ無くて。


「香月、行くぞ」


来栖君が椅子から立ち上がると私を引っ張り


あれよあれよと教室を後にし保健室に入ると


ベッドに座らされ体温計を渡されると来栖君が椅子を持ってきて私の前に座る。


「保健室に来るほどじゃないよ」

「気にするなって、それより体温計れ」


来栖君が髪をクシャリと掴み私の頭をポンポン叩くから


コクリと頷き手に持った体温計で熱を測った。


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