黙ってオレのモノになってね。
熱下がるかな...明日休みだし焼き菓子でも作りたいな。
ハ~っと、ため息を吐き布団にもぐると、ちょっとづつ眠くなって行った。
...ブブブ
瞼が重い。
でも枕下に置いたスマホがブルブル振動する。
目を閉じながら手を枕下に動かしスマホを掴むと目の前に持ってくる。
ダレだろう?
ゆっくり瞼を開け確かめると清香ちゃんからのメールだった。
『琉花、大丈夫?なんか欲しいモノあれば持ってくよ』
目を擦り返事を返した。
『寝てれば大丈夫だよ、ありがとう』
手に持ったスマホを枕上に置き、もう一度寝ようと思ったところで又スマホが鳴り耳元に押し当てた。