黙ってオレのモノになってね。


「あ~夕飯の準備しようかなって思ってただけだよ」


「そんな時間?」


美神君は、手に持っていた紙袋をテーブルの上に置きソファーに座るとスマホを確認した。


「っもうそんな時間だったな」


「気にしないで、それよりプリン食べる?じゃなかった、もう食べて来たんだよね」


どうしたらいいのかな?

えっと...早々お茶ださないと。


急いで棚から紅茶を取り出しティーカップに淹れると美神君の前に出した。


「あのさ~」


美神君は紅茶を手に取り一口飲んだ後カップの淵から私に視線を向ける。


「はい?」


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