黙ってオレのモノになってね。
「こっち向けよ」
プルプル顔を横に振った。
「それじゃ~」
美神君の指が伸び私の頬に触れると、さっきより心臓がバクバク言って目をギュッと閉じる。
「る~」
鼻先に吐息を感じ、もう、どうしていいのか分からなくて。
「す、好きなの~美神君の事が大好きなの~」
「ククク」
な、何笑ってるの?
「る~ってドジ、鼻先に生クリームついてる」
かっと顔が熱くなり目を開けると「オレは、ずっと大好きだけどな」そう言って
チュッと唇と唇が触れ離れると視線を重ねた。