黙ってオレのモノになってね。
プイッと顔を横に向け教室を後にして2人で階段を下りると
職員室を横切った辺りでダレかにドンとぶつかり教科書を持ち直すと顔を上げた。
「ご、ごめんなさい」
うっわ...凄い綺麗な人フランス人形みたい。
「私も、ごめんなさい」
「だ、大丈夫です」
頭を下げ女の人の側を通ると音楽室に向かって行った。
「る~オレさ、今まで内緒にしてた事があるんだ」
お昼休み。
キラキラ光る太陽の下、ベンチに座りお弁当を美神君と一緒に食べていた。
「内緒って?」
「実はさ...」