黙ってオレのモノになってね。



掴んでる美神君の手を離しお弁当箱を袋に入れ屋上を後にした。


その後、美神君から数十件のメールを貰ったんだけど、ムシ。


私だって、そんな大人じゃない。



「もしかして...琉花の不機嫌の理由ってアレ?」


靴を履き替え、昇降口辺りを出たところで、清香ちゃんが後ろの方を見て指を指した。



「ね~どうして玲央君の家で同居しちゃダメなの?」


「ムリに決まってるだろ!」


「だって私たち一緒にお風呂に入った仲でしょ!」


同居。お風呂。



「清香ちゃん、帰ろう」


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