黙ってオレのモノになってね。

「あれじゃね、子供ながらに嫁にしてやるとかなんて言って結局忘れたかで


だけど女の方が覚えてて～みたいな？でも時効だろ？ってか、ちょっと面白いから美神に電話してみる」


クククと笑いながら来栖君はスマホを手に取り耳に押しあてた。


もう、他人事だと思って信じられない。


頬を膨らませ来栖君を睨むと部屋のドアがガチャっと開くと同時に美神くんの着信音が鳴り響いた。


「オレは、ここだ」


美神君は、手に持ったスマホをポケットに流しいれ


逃げようとした私の横にドカっと座ると「逃げるな」そう言って手を掴んだ。