黙ってオレのモノになってね。

③大切な友達なのに




「もうそろそろ夏休みでしょ~みんなでどっか行く計画立てようよ」


下敷きをパタパタさせ清香ちゃんが後ろを見ると同時に変な顔をした。


「ど、どうしたの?」

「後ろ、見てよ」


清香ちゃんに言われ後ろを見ると来栖君の髪の色が金髪になっていた!?


「ど、どうしたの?」

「イヤ~夏だろ、ヤッパリ夏は派手に行かないとな」


「・・・金髪って」


「気にしない気にしない、ところで、どこかに行こうって言ってたけど、オレ暇だから行くぜ」


「呼んでないわよ」


「オレだけボッチはヤダ」

「だったらカノジョ作りないさいよ」



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