黙ってオレのモノになってね。
――どうして、そこで困るの?
幼なじみが泣いて怖いって言ってるんだよ。助けてあげるのが普通でしょ!
「美神君、私も手伝うから、その嫌がらせやストーカーみたいのが終わるまで一緒に居てあげよう」
泣いてる心優ちゃんの背中を擦り手に持っていた鞄から、心優ちゃんに頼まれたお守りを出し
「これじゃ心細いかもしれないけど、お守り。美神君も、このお守りで色々助かったって言ってたから...持ってて」
「琉花ちゃんありがとう」
心優ちゃんの手の上にお守りを置くと、もう一度泣いてる心優ちゃんの手をギュッと握った。
絶対嫌がらせ止めさせるからね。