黙ってオレのモノになってね。
もう何が何だかわからなくて...しかも美神君のお守り引きちぎっちゃって」
「そうなんだ...」
「又あとで美神君に心優ちゃんの事、ちゃんと説明して...でも私達...」
「ふ~ん別れたんだ」
「別れたって言うか...考え直すまで別れるって言われて...」
「じゃ~もう別れたも同然だね」
前を歩く心優ちゃんが、そう言うと足を止め横に流れる川を見つめた。
「同然って?」
「美神君のお守り見せて」