黙ってオレのモノになってね。


ポケットに入れていた引きちぎったお守りを心優ちゃんに渡すと心優ちゃんはスッと息を吸い込み


「私だったら友達よりカレシを選ぶよ。琉花ちゃんって美神君の事、それほど好きじゃなかったんだね。


そっか、別れたんだ。じゃ~美神君の事が必要な心優が貰うね」


――え?


心優ちゃんの顔を見ると指先には、3つのお守りが、ぶら下がっていた。


「み、心優ちゃん、何言ってるの?そのまえに...お守り見つかったんだね」


「琉花ちゃんってホントお人よしだよね。初めから琉花ちゃんと心優が友達になるわけないでしょ!


玲央君と心優が付き合う為に近づいただけだよ。


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