黙ってオレのモノになってね。




確実に美神君が後ろにいる。


ちょっとドキドキしながら止めていた手を動かすと


「る~」と甘い声で呼ばれ背筋をピンと伸ばしムシしたままラーメンを食べ始める。


すると美神君が来栖君の隣に座りテーブルに肘をつき私を見つめた。


「来栖2人で食べるなんてズルイだろ。オレが、る~の事気に入ってるの知ってるだろ」


「はぁ、いつも他の女と昼めし食ってるだろ」


「それはそれ、これはこれな」


どうやら美神君と来栖君は知り合いというか友達みたいです。






< 32 / 347 >

この作品をシェア

pagetop