黙ってオレのモノになってね。
Ⅶ溺愛120㌫
①大好きな人と友達
ジリジリ聞こえてくる蝉の声を聞きながら、おでこから流れてくる汗を首に巻いたタオルで拭く。
「ふ~暑いし見つからない」
探して3時間は経ってるのに、これだけ探しても見つからないって、もっと下の方に流されたのかな?
バシャバシャ下流に進み小さな石につまずくとカエルのような姿で川の中にベシャッと倒れた。
「...っ冷たい...けど気持ちいい」
あ~もう、どうでも良くなって来たかも?
新しくお守り作って美神君に渡して仲直りしようかな~
でも、あのお守りは誕生日プレゼントで美神君、凄く喜んでくれて一生大切にするって言ってくれたもの。
こんなところでくたばってられないよ!