黙ってオレのモノになってね。
「る~」
「ん?」
美神君は、私の手をぎゅっと掴み引き寄せると耳元で呟いた『そろそろオレも玲央って呼ばれたいな』
ドキっとした。
初めて会った時は、名前しか知らなくて玲央君って呼んでたけど、改めてそう言われると恥ずかしい。
「えっとね...慣れるまで時間かかるかもしれないよ」
「あ~全然気にしねえよ、オレはかなり気が長いからな。お~花火が打ちあがるな~見やすい場所に移るか?」
「そうだね」
美神君に向けていた視線を清香ちゃんに向けると居るはずの2人がいなくて
来栖君に声を掛けようと後ろを見たら来栖君達もいなかった。