黙ってオレのモノになってね。
ドジだし勉強だって出来るわけじゃないし、いたって平凡な女子高生。
こだわる必要なんて1つも無いわけで……
反対に、こだわる理由が聞きたい。
「あ、あのね...こんな事してると誤解されるよ」
「誤解されるような人とは付き合ってないよ。だってオレは、る~以外、目に入らないから」
「そんな事言うと後で困るから、だって美神君の側には、綺麗な人沢山いるでしょ」
「ふ~ん、そんな風に映ってるんだ。そんな事より付き合う気になってくれたの?」
美神君は、そう言った後
ちょっとだけ寂しそうな顔をして私を見つめてから
綺麗に映った夕日を見つめ繋いだ手をギュッとした。