黙ってオレのモノになってね。
そうかな?
15畳ほどのリビングに目の前にある直径1,5メートルほどの丸いテーブル。
他お母さんの趣味の北欧っぽいリビングダイニングと、かさばった雑誌の山。
「この雑誌よく見るよ」
美神君がテーブルの端に、あった雑誌を手に取りペラペラめくり始めた。
この雑誌の山は、母さんのモノ。
私の母さんは、モデル雑誌の専属カメラマン。
女1人で私を育てながら男勝りの仕事をしてる。
この間なんて、モデルの人と口論になったとかで家に帰って来て、お酒を飲みながら1人ブツブツ言ってた。
でも母さんは、この仕事に誇りを持ってるの。