黙ってオレのモノになってね。
ありえないぐらいドキドキする胸を押さえ膝ぐらいまで深く頭を下げてから男の子の横をすっと通り屋上を後にする。
私の名前は香月琉花(かづきるか)16歳
丁度、桜の花が散り緑の葉っぱがフサフサ揺れる頃、親の都合で小学生の時、住んでいた、この街に戻ってきた。
恋愛偏差値ゼロ。少々屁理屈気味。見た目普通
至ってその辺に転がってる石ころのようなもの。
だけど、それなりに恋は、したい。
イケメンを見ればカッコイイって思うし告白されれば泣いて喜ぶ。
けど、なかなか理想の人に出会えないことが辛い。だけど、心の奥深い場所に好きな人がいる。
でも、それは良い思い出。
いつかきっと、私だけの王子様に出会える事が夢なのです。