黙ってオレのモノになってね。
「なんなら、お姫様ダッコでもする?」
クスッと笑う美神君を横にプッと頬を膨らませ
「もう大丈夫」そう言って美神君の手を離し清香ちゃんの所に走って行った。
・・・っつ。
野菜やお米を洗い野菜を切ってると、よそ見をしたせいで昨日切った指先の近くを切った。
「琉花~絆創膏あるから、その大きな石の上に座って」
清香ちゃんがポケットから絆創膏を取り出し
横に立っていた私の手を引っ張って石に座らせると切った指を見つめ
「同じ指切ったんだ、ほんとドジだね~」
クスッと笑いながら今切った指先に絆創膏を貼り昨日、美神君に貼ってもらった絆創膏を見つめた。