黙ってオレのモノになってね。


...美神君。


視線が重なるもパっと逸らし洗い場に行き


お鍋を洗いテントに戻ろうとした所で会話が聞こえて来た。


「美神君の班がケンカして作ったお昼ご飯をダメにして食べ損ねたみたい」


「早く言ってくれれば、持って行ったのに~かわいそう~」


「他の男子は、カノジョとかに貰ってたみたいだけど、美神君は、要らないって断ったんだって。どうしてだろうね~」


美神君、お昼ごはん食べてないの?


気になりながら自分のテントに戻り清香ちゃんと鍋を片付け


午後からのオリエンテーションのプリントを見ながら話してると


気になって仕方なかった。


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