黙ってオレのモノになってね。
考えだしたらキリが無いほど。
あ~もう何で美神君の事が気になるんだろう?
そんな事より、みんなの場所に戻ろう。
座っていた場所から立ち上がり歩こうとしたんだけど、挫いた足が痛い。
ほんとわたしってドジ。
ちょっと悲しくなり目をギュッと閉じ息を吸ったら
「る~」と名前を呼ばれ閉じた目を開けると目の前に息を切らした美神君が立っていた。
「...ミカミクン?」
美神君が呼吸を整え私の前に立ち手を伸ばすと抱きしめた。
「心配させるな」
堪えていた涙が溢れて美神君の背中をギュっと掴んだ。