黙ってオレのモノになってね。


良い匂いがして、とても優しくて何より笑顔が可愛かった。


『あのねボクが大きくなったらお嫁さんになってくれる?』


シロツメグザとクローバーの上に座り約束をしたの。


『うん元気になって大きくなったらお嫁さんになるね』


未来なんて分からないままシロツメグザの冠を頭に乗せ笑いながら未来を約束をした。


『絶対ボクの事忘れないで』
『絶対忘れないよ』


シロツメグザの冠を貰った代わりにお揃いで作った桜のお守りを手の平の上に。


『内緒、ほら5限目が始まるよ』


そう言うと清香ちゃんは、ため息を吐いて残念そうに前の席に座ったのだった。


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