黙ってオレのモノになってね。



・・・ここが?


学校から歩いて30分ぐらいの場所に美神君の家があった。


でも想像していたのとは違くて普通のマンションで1人暮らしみたい。


憧れの1人暮らしをしてる美神君が羨ましいな~


なんて思いながら5階建てのマンションに入るとエレベーターに乗り


5階で止まると505号室の前で来栖君が足を止めスマホを手に取って電話を始めた。


『何?え今から?』


来栖君が私の目を見つめ、ちょっと困った顔をしたから頭を横に傾け来栖くんを見る。



「悪い、用事が出来たから渡しといて。それと鍵開いてるから勝手に入ってもいいぜ、それじゃ」


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