博士課程物語 3
1 ただの友達
Γ流佳!ちょっと、いい?」
いきなり、歩く流佳に声をかける男。
彦名 透(ひこな とおる)23歳 伝説のイケメン。ある女子が雑誌に投稿。モバイルにも流れ、本人は迷惑そうだ。流佳に気があるが、蜂の腰ではないので、流佳は気がない。同族相性法則か。流佳は同じ蜂の腰の男性を探している。そうそういないと思うが。
Γ私は、別に、いい。」
流佳は、また、いつものよくわからないパーティーの誘いかと思った。行かない。興味もない。
透は、顔をしかめ、
Γ違うよ。前の流佳の興味の。」
と、いって紙を渡して、
Γ興味あったら、いつでもパーティー来て、いいんだよ! 」
と、爽やかぶり、立ち去る。
紙を見ると、[日本人の知能指数を考える会]という見出しと、中心人物らしき人の写真。パンフレット。
私は興味ない。興味をいったことも、ない。あの男?何考えているのか?
俳句が出来た。
俳句/紅茶味 口に残して 春と友
スマートフォンに記録した。
続く
いきなり、歩く流佳に声をかける男。
彦名 透(ひこな とおる)23歳 伝説のイケメン。ある女子が雑誌に投稿。モバイルにも流れ、本人は迷惑そうだ。流佳に気があるが、蜂の腰ではないので、流佳は気がない。同族相性法則か。流佳は同じ蜂の腰の男性を探している。そうそういないと思うが。
Γ私は、別に、いい。」
流佳は、また、いつものよくわからないパーティーの誘いかと思った。行かない。興味もない。
透は、顔をしかめ、
Γ違うよ。前の流佳の興味の。」
と、いって紙を渡して、
Γ興味あったら、いつでもパーティー来て、いいんだよ! 」
と、爽やかぶり、立ち去る。
紙を見ると、[日本人の知能指数を考える会]という見出しと、中心人物らしき人の写真。パンフレット。
私は興味ない。興味をいったことも、ない。あの男?何考えているのか?
俳句が出来た。
俳句/紅茶味 口に残して 春と友
スマートフォンに記録した。
続く