【短】君の瞳に恋してる!!
りゅうや君は…
きっと こんなに密着してたって、私のことなんて考えてもなさそうだし…
『ゆうな…星が綺麗さ…』
『あの…窓見えないし まだ夕方ですが…』
やっぱコイツおかしいよ。
『バカじゃないの…』
私はくすくす笑った。
『ゆうな…やっと笑ってくれたね』
…えっ…
『俺、ゆうなに会ってからまだ ゆうなの笑顔見てなかったから…見れて嬉しいよ、お姫様』
なっ……
私の頬は赤みを増す。
何で こんなことが さらっと言えちゃうのかね この人は…
―高岡町ー 高岡町ー―
ふと、バスのアナウンスが鳴ったことに気付いた。
『あっ私降りなきゃ!!』
『あ、ゆうな!』
降りようとした私の腕を りゅうや君が掴む。