【短】君の瞳に恋してる!!
不安定な気持ち
バス停までの間、私はりゅうや君に質問攻めされていた。
『ゆうなは? 何型?』
『ゆうな、星座は?』
『ゆうなの好きな動物は? ペンギン? 可愛いなぁ』
ウザ……
『りゅうや君も同じバスなわけ?』
『そうさ。明日も朝から会えるのさ』
正直嫌だ…
『あ、ゆうな、今イヤそうな顔したろぉ? そんなに俺が嫌かい?』
りゅうや君が私の顔を除き込んでくる。
―ドキッ―
近くで見ると ますますカッコいい…
『ゆうな?』
『えっと…べっ別に…嫌だけど…嫌じゃ…ない…』
ヤベッ
思わず本音が…
『良かった』
そう言って りゅうや君は優しく、とろけそうな笑顔で微笑んだ。