ヒカリノトキ
新しい席は彼の隣だったけど
彼はもう窓側の席ではなくなった
休み時間にひたすら窓の外を見つめていた横顔も
一度だけ見たあの優しい顔も
もう見れなくなるのかと思うと少し残念で
でも
せっかく再びやってきたチャンス
私は新たな目標ができた
● 水島光と言葉を交わす
改めて考えてみると、この2ヶ月間ずっと隣の席で一度も話したことがないという事実に肩が落ちる
でもそれだけ、彼は他の子とも全く接点がない
それでもし私が話ができるほどの関係になれたら、それは少し特別な感じがする
第一
みんなは知らない
隣の席だった私だから知ってる彼のあんな顔も
あんな優しさも
きっと私が一番知っている