絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
【僕に残っているのは俊だけだった。俊が唯一の生きてる証だった。でもそれは嘘だった…。その証は薄っぺらいものだったんだ。ねぇ…友達って何?】

池田と何かあったのか?


あんなに仲が良かったのに…。


【それで、なんかどうでもよくなったんだ。疲れちゃったんだ…。生きてることに疲れた……】

……一瀬……。


【そんな時、先生が放課後に個人面談をしたよね。先生は気づいてくれたんだよね。いつも気づいてくれるのは、先生だけだった…うれしかったよ。たまらなくうれしかった。】

でも俺…何にもしてあげれなかった…。

それなのに…嬉しかったのか?


【僕……誰も信じれなくなったけど、先生だけは信じれるよ。先生のことすごく好きだもん。大好き。電話でも言ったけど、先生に会うために僕生まれてきたんだよ…きっと】

お前は、何もしてあげれなかった俺をそんな風に思ってくれるのか…?


俺はお前にとって…そんなに大きい存在になれてたのか?
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