絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
「…何イラついてんだよ一瀬。そんなにプーさん欲しかったのか?」
場をなごませようとする藤田。
「…そうなのか?何かあったんじゃないのか一瀬?」
文句を言われたのに先生は怒らなかった。
それどころか心配してくれてる…。
あ…やばい…涙がっ…。
「ごめん…!トイレっ…」
この場にいることができなかった。
逃げるように必死で走った。
涙が溢れて止まらなかった。