絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
第七章

離れていく距離

夏休みもあっという間だった。


久しぶりの学校。


校門に大好きなあの人。


川上先生が立っていた。


まだ少し気まずい…けど。


先生はまだこっちに気づかない。


ジッと先生を見つめた。


気づいて〜先生!


思いが通じたのか、先生が僕に気づいた。


……でも先生は…。


小さい声で、おはよう…と言うと、すぐ目を逸らした…。


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