絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
――え?


今…何て?


「お前…女なんだろ?…心だけは。」


「…え?ちょっと…何言ってるのか……全然…」


「ごまかすなよ。見たんだよ」


俊は一層強く僕を睨んだ。


僕は耐えきれず、目を背けた。


「何を…見たの?」


俊の答えを聞くのが怖い。心臓が張り裂けそうだった。


「中1の時だよ…」


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