絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
今からLHRだ。


来月の文化祭でのクラスの出し物を決めなければならない。


俺は一旦考えを消し、いつもの“先生”に戻り、教室に入る。


「はい!席につけ!!」


みんな急いで席についた。


さすが俺のクラス。


ふと、一瀬を見た。
一瀬は窓から空を見ていた。


でも空を眺めているわけではない。


あの子が空を見る時は…つらい時、苦しい時。


何を考えてる…一瀬?



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