絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。


「えぇ〜早いよ〜」


残念そうな文化委員と一部の女子。


嬉しそうな男子。


教室を出て、職員室へ向かう途中、一組から出てきた小島先生と会った。


「どうですか?出し物決まりました?」


小島先生は残念そうな顔をした。


「お化け屋敷に決まりそうですけど…みんななかなか意見を出してくれなくて。」


みんなの前で意見を出すことってなかなか難しい。


俺のクラスでも意見を出す子はいつも決まって同じ子だ。


「川上先生…。お化け屋敷に決まったら、一緒に入りませんか?」


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