絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
「それじゃあよろしくお願いしますね!」


「え?あ、あぁ…」


小島先生の眉がピクッと動いた。


「…あの子、綺麗な顔してますね」


「え……?」


「でも……」


小島先生は、前を走る一瀬を睨むように見ていた。


「……男の子です。」




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