絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
あの夏祭りで、僕と井上も射的をした。


景品にぬいぐるみは…1つしかなかったはず。


そのぬいぐるみは僕が持ってる。


黒のジャージを着た、プーさんのぬいぐるみ。


だから先生が取ってるはずは……。


「それ…ホントにぬいぐるみだったの?」


「うん。プーさんのかわいいぬいぐるみだった。取った時、小島先生喜んでて、それ見たら一気に悲しくなって…」


秋野の話を聞き終わらずに保健室を出た。


そして教室へ走った。


先生がいる教室へ。
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