絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
まだ昼食をとっている、男子5人組に紛れて座っている、俊を見つけた。
俊らしいや…
俊もこっちに気づいた。
なにか、口パクで言ってる。
何言ってるのか、あまりわからなかったが、なんとなくで、俊が囮になるっていうことだろう。
藤田が俊のいる方向へ、ゆっくり近づく…。
僕はゆっくり死角から、缶に近づく…。
藤田が俊に気づいた。
今だ!!
全速力で缶に走った。
!?
一瞬、視界がどこかに行ったと同時に、全身に痛みが走った。
特に…足に。