絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
――仕事を終え、ようやく自由になった。


藤田達と合流し、文化祭を楽しんだ。


「お化け屋敷入ろうぜ!二人ずつらしいから、一瀬と安西、先に行けよ」

藤田にそう言われ、
僕と安西はお化け屋敷に入った。


薄暗くて、いかにも怖い感じの曲が流れていた。


安西は意外と怖がりだった。


僕からピッタリ離れなかった。


薄暗くて、距離が近いせいか少しだけドキドキした。


少し歩くと、抱き合ってる男女を発見した。


「うわ、ラブラブしてんなぁ。誰だよあいつら」


暗くてよく見えないから、誰だかハッキリしなかった。


でも一瞬、嫌な想像が頭の中をよぎった。


そうであるはずがない。


そうであって欲しくなかった。


「小島先生と…川上先生。」


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