絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
「…先生」


すぐ後ろで声がした。


振り返ると、そこにいたのは一瀬だった。


「先生がここにいるの珍しいね。…空見てた?」


…一瞬、声がした時


後ろにいるのは桜井だって思った。


いるはずもないのに。


声も違うのに…。


「一瀬…なんでここに…」


その時、ドアが開いて藤田と井上と安西が来た。


「もう昼休みだよ?僕達いつもここで食べてるんだよ。」


昼休みのチャイム鳴った…?


…聞こえなかった。


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