絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
修学旅行が終わったら親が離婚すること…。


僕がどっちにも引き取ってもらえないこと…。


僕の今までの家族に対する気持ちを全部言った。


先生は僕が話終わるまで一言も話さなかった。


「離婚…か。やっぱりそこに行き着くか。一瀬、お前のせいじゃない。一瀬の親はお前のせいにしたいだけなんだ。自分の子供を散々苦しめておいて…見捨てやがって。悔しいな…」


「でもよかった…転校がなくて。転校なんかしたら、友達もできないし…いじめられてた」


「そんなことはない!一瀬を解ってくれる人は他にもいっぱいいる。現に今一瀬と電話してる奴がそうだろ!?藤田達だっている…。」


ありがとう…先生。


先生のコトバは魔法。


元気になれる魔法のコトバ。


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