絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
「一瀬のおばあちゃんは、大丈夫なのか?」


「うん…。おばあちゃんは優しいよ。だから大丈夫」


小さい頃からおばあちゃんは、僕を可愛がってくれた。


僕が性同一性障害だということは知らないみたい。


お母さん達、やっぱり誰にも知られたくないんだね。


「そうか、それならよかった。それでもまた悩んだ時は話聞くし、電話もしていいからな!」


大丈夫…。


どんなとこに居たって、先生がついてるよね。


僕のこと理解して、助けてくれる世界一の先生。


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