絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
先生は、信用できる。

信用できるけど…

ごめんね…。


話せないよ。絶対。


「今すぐじゃなくていい。お前が話したくなったらでいいから…。俺は、いつまでも待つよ。」


目のあたりが熱くなるのがわかる。

でも泣いちゃだめだ…。



泣くのを必死にこらえて、「うん!先生ありがとっ。」

今できる精一杯の笑顔で言った。


すると、先生も、ニカッと笑って、
「今は、遠足楽しめ!!足、痛んだらまた呼べよ!じゃあな!」

先生は立ちあがって、それだけ言うと、どこかへ行った。
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