絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜上
「ほらっ…あいつさぁ、誰にでもあのノリで話すじゃん?そのノリで二組の不良に絡んだらしんだよ…。それで、不良からやられて、パシられるようになって、周りも避けるようになったんだって……。」

安西も井上も知っていたようだ…。


俊はそんなこと一言もっ…


なんで聞いてあげなかったんだろう…。


クラスはどう?って一言でも聞いてあげてれば…。


人気者だと思ってた…。


俊………。


井上が言う。

「俊、時々調子のってんじゃん!?俺らもつるむのやめねぇ!?俺らまで避けられたら…」


井上はそこで口を閉じた。

僕が睨んだからだろう。


藤田と安西は、下を向いていた。
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