大キライなアイツ。
「あっ!篤哉じゃん!久しぶり!」坂下と篤哉という名前の人が仲良さそうに話していた。「ひろくんも二段受けてたんだ。男子人数多いから見かけなかったよ。」「俺もわかんなかったわ。篤哉受かった?」きっと小学校の時の友達なんだなとほのぼのと会話を聞いていた。そして篤哉君の次の一言で私の中でアイツになった。「もちろん。てか受かる気しかしなかったし笑。余裕余裕!緊張してる人とかいんのかな?笑」私の中でプチんと切れた音がした。こいつちょーうぜー。え、なにこの余裕そうな顔すんごくムカつくんですけど。その後の会話は聞こえなかった。