大キライなアイツ。

アイツとは別に私には気になっている人がいた。それは段審査の時のこと。順番を待っていた私は緊張してガチガチなっていた。ふと隣の男子の方を見る。すると77番と書かれてある男子が実技をやっていた。その人の剣道はとても綺麗で打ちがはやかった。こんなにはやい打ちみたことない…あの人すごいな。あの人みたいな剣道したいな…名前も顔もわからない。ただ私は彼の剣道に惚れていた。また会えるかな……そしたら名前きこーっと。彼のおかげで緊張が和らいだ気がした。
< 7 / 15 >

この作品をシェア

pagetop