大キライなアイツ。

最後の大会も終わり、私は部活を引退した。一気に受験モード。周りもなんとしてでも合格したいとピリピリした雰囲気になっていた。私はそこまで頭がいい方ではないので行ける高校が絞られている。私には弟がいるので私立には行かせたくないと親に言われたので確実に行ける高校ではいけなかった。高校選びで必要になってきたのは剣道部の強さだった。剣道は好きだが、そこまで強くない私は強豪校に行くのは気がひける。親のつてで県外の高校に行きなさいと言われたが、行く気にはならなかった。結局ギリギリになっても決められず最終的に家から1時間半もかかる遠い高校になった。そこの高校はそこまで強いわけではないが、顧問の先生がしっかりしているのでここならやっていけそうだと思い決めた。

無事、高校に合格し、春休みには高校に稽古に行っていた。
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