【短編】もしも貴方が

5月【達也】

3人で話した後、祐司はずっと元気がなかった。

「あっちゃん彼氏居るんだって〜」
ずっとそうつぶやいていた。

俺はただ呆然とタバコを吸う。



あの時。
あの時祐司がいなかったら…

俺はきっと彼女なんか居ないと言ったと思う。

なんでだろう……
彼女がすごく邪魔に思えてしまった。
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