【短編】もしも貴方が
お言葉に甘えて、俺は座る。
テレビを見るフリをしてあっちゃんをずっと見ていた。
ガシャン
大きな音がしたかと思うと、あっちゃんの左指から血が流れていった。
俺は急いでかけつけたけど、あっちゃんは大丈夫と言って指を舐めた。
だめだよ、あっちゃん……
「見せてみ?」
俺は強引に腕を掴んで、俺の方に引き寄せる。
まだジワリと血が滲む。
「っ?!」
気が付いたら俺はあっちゃんの指を舐めていた。
テレビを見るフリをしてあっちゃんをずっと見ていた。
ガシャン
大きな音がしたかと思うと、あっちゃんの左指から血が流れていった。
俺は急いでかけつけたけど、あっちゃんは大丈夫と言って指を舐めた。
だめだよ、あっちゃん……
「見せてみ?」
俺は強引に腕を掴んで、俺の方に引き寄せる。
まだジワリと血が滲む。
「っ?!」
気が付いたら俺はあっちゃんの指を舐めていた。