青い瞳の貴方
そして1ヶ月がたったある日、お父様が隣国まで会談する為父は馬で行く事になった。
「お父様…」
「大丈夫だから、レオもノアもお母様がいるから心配するな」
「でも、お父様が亡くなった夢を見たし…」
「エミリー?」
「何?お父様?」
「笑って?
そうだ、絶対帰ってくるからな?」
「いってらっしゃい…」
宮廷の展望台は、街が見下ろせる。
「エミリー王女様どちらへ?」
「秘密よ」
「王女様ー?」
私を探すメイドの声が響きわたる展望台へと続く階段を息をきらしながら上がると綺麗な街並みが見える。
今頃度こらへんかな?
街に出て、普通に買い物をして見たい。
私と同い年位の子達はどんな物を好みどんな恋愛をしてるんだろうか?
「エミリー?」
「お姉様」
「何してんの?」
「ねぇ、お姉様恋をするってどんな気持ちなんだろう?」
「さぁねー、好きな人なんてできたことないからね」
「私も…ふふ」
「してみたいなーぁ、恋」
エミリーは病気にかかってから痩せた。
「二人して何話してんの?」
「レオには内緒よ」
「なんだよ…それ」