RAINY


─ひた…


また足音がする。
“微かに”



と言うことは下か…


─ぺた…


…近づいてきてる。
きっと階段の前だ…


何のために…?
誰が…?


私は電話をかける。


「綾女…」

《どしたん?》

「足音…する」

《あれじゃないん?》

「あれって…何」

《レイニー》


…衝撃的だった。

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